2018年10月15日

平成30年7月豪雨報告A 〜過去最大件数の貸出と新しい動き〜

平成30年7月豪雨の発災から昨日(10/14)で100日となりました。

私たちは今も倉敷市真備町を拠点に活動しており、今までの災害支援ではない動きも生まれてきました。
今回はそのご報告です。


岡山災害サポートカーステーションの活動報告
真備体育館を拠点にして、被災された方、引っ越しやがれきの運び出しに軽トラが必要な方に無償の貸出を行っています。

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10月14日時点で、真備では85台の車を活用し、延べ474件の貸出を
頼りになる現地スタッフを中心に、沢山のボランティアさんの力を借りて行ってきました。
2016年の熊本の地震の際は貸出件数は73件であり、過去の災害支援の中では最も多い貸出件数となります。

それだけ車が必要とされる大規模な災害であったことを示すのと同時に、
これだけの数の貸出対応ができる台数の車を全国の方々が寄付してくれたということの証でもあります。
また、初期段階から私たちを信用し、貸出拠点として施設を提供してくれた岡山県・倉敷市の皆さまのおかげでもあります。
本当にありがとうございました。

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一般の方への軽自動車の無償貸し出しは9月末までとしており、皆さまそこを目標にして自分の車を手配され、
9月末には沢山の方が返却に来ていただきました。

なかにはわざわざお礼の品を持ってきていただいた方もいて、
支援する側なのに逆に元気をいただいてしまうことが沢山ありました。

https://www.facebook.com/japancsa/posts/1884111518291847?__xts__[0]=68.ARDg-Zmr77WD25wyVpiq1mVPWbaS7kVUy1HoHUStmzEqQjP8sVVPYbMYAGHpGygO31AZaFcBLoZyUJh5OStzyFC7HuWGqlNwSCmqBj2vvCAp3xggDq0fXoWi1nA48iLnniNGbLedJTet6r93Az6UG4GnQGVhn2CnTq9J1XbFnoGin5PB9lQltQ&__tn__=-R


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10月以降は現地で活動する支援団体やそこからの紹介いただいた施設へ活動車の貸出を行っています。

真備町では多くの医療・福祉関連施設が被災し、患者さんのもとへ訪問する手段がなく危機的な状態が続いていると、
クララ(=Kurashiki area Medical & Care Reconstruction Association (KuraRA))の担当者の方から車の相談を受けました。
災害時、体が弱いひとは本当に辛く、不安な状況が続きます。
そこで、クララさんから紹介を受けた施設さんに車を使っていただくことで、
そのような方々の生活がすこしでも落ち着けばと思い、無償貸し出しを行うことにしました。

医療保健福祉提供体制支援プラットホーム クララ (Kurashiki area Medical & Care Reconstruction Association (KuraRA))


仮設への引っ越しや家の解体の際に軽トラを使いたいという声が多く上がったため、
真備体育館での軽トラ・軽バンの貸出は11月末まで延長することとなりました。

引き続き以下の場所で貸出を行っていますので、お気軽にご相談ください。
岡山県倉敷市真備町箭田2208−1 真備総合体育館1F  
営業時間 9:00-17:00 (火曜日定休)  電話:070−1143−7799

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『コミュニティ・カーシェアリング』が岡山に!
災害支援をきっかけにですが、私たちにとって大きな出来事がありました。

私たちが石巻で培ってきた共助のカーシェアリングの仕組み『コミュニティ・カーシェアリング』を
岡山県美作市上山町と岡山県岡山市の南古都で試験的に導入することになったのです。

美しい棚田のある約170人の集落「美作市上山町」では、既に一人用自動車コムスなどを活用したモビリティプロジェクトが展開されていて、それを応援する形で半年間お手伝いさせていただくことになりました

上山集楽みんなのモビリティプロジェクト
http://bit.ly/2P9Zf5X

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南古都地区は西日本豪雨で床上浸水の被害を受けた地域で、会長、副会長とこの地域を支援する支援団体テイクアクションさん、みんなの集落研究所さん、岡山医療生協さん、へ『コミュニティ・カーシェアリング』について説明させていただきました。


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活動黎明期から「石巻で寄付車を活用したひな型を作り、それを社会に役立てていく」ということを掲げていた私たち。
『コミュニティ・カーシェアリング』の仕組みが上記の地域の持続的な発展に役立つように、
地域の自立的な活動になるようにサポートしていきたいと思います!



岡山〜石巻 運搬ボランティア募集

現在約90台の車を西日本豪雨で被災された地域で活用していますが、全てがフル活用されるフェーズは終わり、
支援の役目を終えた車を徐々に石巻へ運搬していく時期になりました。

現地で天命を全うする車もあるため、全ての車を運ぶわけではないですが、結構な数を運搬する必要があります。
しかし全てをスタッフが自走したり、業者に頼むだけの時間とお金の余裕がないのが実情です。

そこで、石巻へ車の運搬をしてくれる方を募集します!

〜〜〜

出発地:真備総合体育館 岡山県倉敷市真備町箭田22081

目的地:日本カーシェアリング協会事務所 宮城県石巻市駅前北通り1丁目5-23

・災害支援車両の通行証を発行するため高速代はかかりません。

(事前の打合せで決めたルートを走行していただきます)

・真備町〜石巻の事務所までのガソリン代は、事務所到着時に当協会にて精算させていただきますので、給油時のレシートは捨てずに保管ください。

・真備総合体育館まで、石巻からの帰路の交通費はご自身で負担いただきます。

・東京海上日動火災保険の自動車保険に加入しています。万が一の事故の際は当社の自動車保険で対応させていただくため、原則自己負担金額は発生しません。(補償の範囲内に限る)

〜〜〜〜〜

「運んでもいいよ!」「東北に旅行に行きたい!」という方はカーシェアリング協会までご連絡ください。

0225-22-1453/ info@japan-csa.org  担当:石渡


実は本日(10/15)岡山から1台運搬していただきました!

石巻の周辺を観光してから事務所に運んでくれたそうです。

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車の無償貸し出し支援は佳境を迎えていますが、新たな動きも出てきており、

まだまだ岡山県とのかかわりは続きそうです!

引き続き応援よろしくお願いします!!!


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 石巻の省一さんが撮ってくれたスタッフ集合写真


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私たちの活動を維持していくためにご支援をお願いします!
☆マンスリーサポーターの申込はこちらから

https://www.japan-csa.org/support

☆Tポイントでの寄付はこちらから

https://donation.yahoo.co.jp/detail/4432003/


☆モビリティレジリエンスの仕組みを世に作り上げていくスタッフ募集


posted by 日本カーシェアリング協会 at 16:11| Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月04日

モビリティ・レジリエンス(平成30年7月豪雨報告@)

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 【日本カーシェリング協会メールニュースvol.36】2018年8月4日
   ◆ モビリティ・レジリエンス(平成30年7月豪雨報告@)◆
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シンポジウムの翌日から現地入りし、2週間ぶりに石巻に戻ってきました。
倉敷市真備町での私たちの活動をご報告します。

オートバックスセブン様の協力の元、石巻から送った6台の車は18日に
倉敷に届き、そこから現地での貸し出しは始まりました。

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(石巻から送った車が無事倉敷に到着し、早速車の貸し出しが行われました)



チラシは倉敷市が管轄する全ての避難所に配布され、様々な地元報道機関の
協力の元、被災者の方々に周知していきました。

現在使用しているチラシ

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(避難所運営のお手伝いに来ている仮設きずな新聞の岩本さんに会い、チラシの掲示のお手伝い頂きました)

続々と問合せをいただく一方、ありがたいことに続々と車の申し出と
運搬ボランティアの申し込みをいただきました。

●車両提供いただいた皆様●
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いつもご協力いただいているちば→とうほくボランティアバス様は今回も2台の車の提供&運搬にご協力いただきました。
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兵庫県福崎町のエーモン工業様は、従業員や関連企業に呼びかけ16台の車を提供&運搬いただきました。(下の4つの写真)
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【神戸新聞2018年07月22日】

●車を運搬いただいた皆様●
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石巻の事務所は車両の提供者・運搬の協力者・被災者からの問い合わせ等で
電話がパンク状態で、つながりにくい日々が続きました。
(電話がつながらず、ご迷惑をおかけした方申し訳ありませんでした。)

そんな状態でしたが石巻の事務所のスタッフたちが1件1件調整し、
現場では問い合わせいただいた方々お一人お一人に会いに行き、
準備が整った車から貸し出しを進めていきました。

避難所の中や被災して泥だらけになったご自宅等で、説明をしながら
自宅まで2時間半かけて電車とバスを乗り継いで片づけのために通っている方
この炎天下の中、自転車で1時間位かけて同じように避難所から自宅まで通っている方
避難所に閉じこもっていらっしゃる方

「1日だけでも貸してください。そしたらいろんな手続きや買い物がまとめてやれますので」
そんな切実な声を向き合っていきました。

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そして、同じ避難所から複数人の方々から問合せをいただいた際は
カーシェアリングしていただきました。みなさん、こういう状況こそ
助け合いが必要な旨重々承知いただいていて、石巻で使用している
運転日誌などをお渡しし、管理者とルールを決めて取り組んでいただきました。

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(カーシェアリングが行われた避難所での様子)

現場も石巻も「てんてこまい」な状況の中、私たちの活動を
知ってくださった伊原木知事の命を受け、岡山県職員の横田さんから
連絡をいただきました。
ボラセンの広場のベンチで20分ほど横田さんとお話したこの時、今回の
一つのターニングポイントでした。

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岡山県からの打診を受け、岡山県軽自動車協会・日本自動車販売協会連合会岡山支部
が呼びかけに協力してくださり地元のディーラーから続々と車両提供の申し出を
いただきました。
最終的に10社のディーラーから41台の車の提供を受けることになりました。

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倉敷市からも協力をいただけることになり、物流の拠点であり自衛隊が
運営するお風呂が設置されていた真備総合運動公園内にある体育館
の一室を拠点として活用させていただけることになりました。
(『岡山災害カーサポートステーション』)

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(『岡山災害カーサポートステーション』の様子)


少し山手のところにあるので、そこまで来れない方は引き続き
避難されていらっしゃるところまで訪問して貸出を行いました。

ただ、拠点を設置すると、続々と相談に来られるようになり、更に
「てんてこまい」になってしまいました。(笑)

そんな中、臨時職員として協力頂ける地元の方、ボランティアで
協力頂ける方も表れ、更に、車両を提供いただいた日産サティオ岡山様、
岡山日産自動車様の社員のみなさまが毎日のように手伝いに来てくださり、
登録やメンテナンス等サポートいただけるようになりました。
他にもお手伝いに来ていただけるボランティアの方がちょいちょい
来てくださっています。
お陰様で問合せに対して全く追いついてなかった状況が何とか少しずつ
追えるようになってきたかな、といった感じになりました。
(まだまだ人手不足で協力者を募集しています)

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(黒のユニフォームの方が日産サティオ岡山様からお手伝いに来ていただいた方です)

一方愛媛でも動きが始まりました。
OPEN JAPANとの連携の中で西予市に車両を届けることになりました。
西予市では西予市社協が7台の車両を管理する形で被災された方々に車を
貸し出されることになりました。
(車両提供&運搬協力:エーモン工業様、車両運搬協力:オートバックスセブン様)

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(取り組みについて説明している様子と実際に貸渡を行っている様子)

これまで私たちが相談を受けた件数は 187件 ※岡山のみの集計
現地に運び込み、活用している車は47台(お盆までに約90台になる予定)
※8月3日時点の数字

石巻で扱っている車の台数と同じくらいの規模になりました。
私たちが扱えるキャパシティにも限界があるため、県外からの
車両の寄付は需要の高い軽トラを除き終了させてていただきました。
この集まった車をめいっぱい活用しながら、被災された方々の
応援を引き続き進めたいと思います。

今回の岡山県と愛媛県での経験を通して、地元の行政や企業や社協等の
協力があると助けられる規模が大きくなることを身をもって体験しました。

伊原木知事とも面会させていただく機会を得、協力への感謝と共に
状況を説明させていただいたところ、
「この仕組みは被災地に必要なので、他の知事たちにもきちんと伝えます」
と言ってくださいました。

【山陽新聞2018年07月31日】

『レジリエンス』という言葉を最近知りました。
回復力とか復元力といった意味だそうです。
災害を防ぐことも大切です。
それに加えて災害に遭った時、被災の影響をを最小限に抑えたり、
再建を加速させるなど回復させる力も地域には大切です。

石巻で取り組んでいる『コミュニティ・カーシェアリング』も
災害時の助け合いの基礎をなすものであります。

今回の災害でも、これからの『モビリティ・レジリエンス』の仕組みを
見据えたうえで、まずは今お問い合わせいただいてる被災者の
皆さんにいち早く車を貸し出し、生活再建の応援を続けていきたい
と思います。

昨日まで現場に入っていた石渡に代わり、西條が今日から
現場に入ります。石巻から交代で現場に入りながら
地元の方々と共にサポートを続けてまいります。
また、追ってご報告いたします!

◆各地域の『モビリティ・レジリエンス』の仕組みを
サポートする人材を一人しっかり確保して力強く進めて
行きたいと思っています。

その体制をしっかり確保できるように、どうか継続的な
ご支援にご協力よろしくお願いします。

今回の災害支援の現地での対応及び『モビリティ・レジリエンス』の
仕組みを一緒に作っていただける方を募集しています。
https://drive.media/career/job/21166

最後に今回貸し出しをさせていただいた方々の笑顔の一部をご紹介させていただきます。
ここに紹介しきれないたくさんのご協力をいただいた皆様へ感謝の気持ちを込めて。。。

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<ご寄付のお願い>
この活動は皆様からのご支援によって支えられております。
貸し出す車の維持費、車の運搬費、取り組みをスムーズに且つ効果的に
進めるための様々な調整に掛かる経費を共に支えていただける方を
募集しております。

以下のサイトからご寄付いただけます。
https://www.japan-csa.org/03.html

⇓継続的にご支援いただける方はこちらから⇓

⇓Tポイントで寄付する方はこちらから⇓
https://donation.yahoo.co.jp/detail/4432003/

<本事業について詳しくはコチラ> 
※軽トラ・ボランティア・スタッフ募集もコチラ
https://www.carsharing360.com/h30nishinihon/

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 ◆編集後記
────────────────────────────
7月13日〜15日に開催させていただいた
第2回『コミュニティ・カーシェアリング』シンポジウムin石巻
は満員御礼で開催させていただくことができました。
様々なコミュニケーションと新たな可能性が生まれた場と
することができたと思います。
↓以下ブログで報告しておりますのでご確認ください。
http://japan-csa.seesaa.net/article/460585509.html

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 ◆ご協力のお願い
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【マンスリー・サポーター募集】
復興予算が終わる今、この取り組みを継続的に支えていただき
取り組みを共に進めていく「マンスリー・サポーター」を募集
しています。
個人 1口1,000円/月 法人 1口10,000円/月
申込ページ 
http://www.japan-csa.org/support
募集のパンフレット
http://www.japan-csa.org/download/monthlysupporter.pdf

【軽自動車・軽トラック・大型車(7人乗り以上)募集】
被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業や、
コミュニティ作りのための貸し出し等様々な地域貢献活動に
活用させていただきます。

【ご寄付の募集】
活動費として活用させていただきます。
ゆうちょ銀行:記号:02220-9 番号:120559
(店名 二二九 店番229 当座 0120559)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」

【カーシェア応援団ステッカー販売中】
http://japan-csa.seesaa.net/article/433243654.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇メールニュースの登録・停止◆

登録(登録するアドレスからメール): mailnews-apply@japan-csa.org
退会用URL: http://www.japan-csa.org/xmailinglist/mailnews/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇発行元◆◇
一般社団法人日本カーシェアリング協会
吉澤武彦
〒986-0813 
石巻市駅前北通り一丁目5番23号
TEL 0225-22-1453 FAX 0225-92-7820
E-mail:info@japan-csa.org
ホームページ:http://japan-csa.org/
Blog:http://japan-csa.seesaa.net/
Twitter:http://twitter.com/#!/JapanCarSharing
Facebook:http://www.facebook.com/japancsa
posted by 日本カーシェアリング協会 at 13:45| Comment(1) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月18日

第2回『コミュニティ・カーシェアリング』シンポジウムin石巻 開催報告

7月14日(土)、石巻市防災センターにて第2回『コミュニティ・カーシェアリング』シンポジウムin石巻が開催されました!
現在報告ページと報告書の作成を進めているので、正式な報告はそちらで行いますが、
この記事では当日の雰囲気を感じていただければと思います。


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シンポジウム会場はほぼ満員。実行委員会、石巻市長、復興庁からの挨拶でスタートしました。
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午前中は「世界各地の『コミュニティ・カーシェアリング』」というテーマで
ベルギーから来日したAutodelen.netのJeffrey、TaxistopのAngelo、日本カーシェアリング協会の吉澤が講演を行いました。
それに加えて、来日はかないませんでしたがドイツのEbersberg im Landkreis EbersbergのWilmaが作成したビデオを上映しまいた。
Jeffreyからはベルギーで行われているご近所同士で車をシェアする複数の事例や、その他福祉車両や自治体車両のシェアなど革新的なカーシェアリングの事例の紹介がありました。
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AngeloからはTaxistopが行っているシェアリングモビリティの事業や、それによっておこるインパクト、その他行政と連携した地域の移動送迎サービス事例などを紹介していただきました。カーシェアリングのメリットをわかりやすく伝えてくれ、大変参考になりました。

タケことカーシェアの吉澤からは石巻で7年間続けてきた『コミュニティ・カーシェアリング』の取組について説明。
日本カーシェアリング協会が今向き合っていることについても言及していました。
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そして今回の新たな取組は希望者限定のランチ交流会!
普段お話する機会のない登壇者や参加者同士で話す時間を設けようということで企画しました。
石巻焼きそば他食べ物をつつきながら、それぞれ熱い話が繰り広げられており、とても良い時間になったのではないかと思います。
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ランチの時間帯は石巻のカーシェアではおなじみ、電気自動車を使った給電デモを実施しました。
コーヒー好きのJeffreyも「エレクトリックコーヒーは美味しいね!」と喜んでいました。
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さてランチ交流も終わり午後の部がスタート。
午後は柴山先生と鳩山先生の講演から始まりました。

柴山先生からはカーシェアリングの類型の説明、そして『コミュニティ・カーシェアリング』はどういった位置づけにいるべきなのか
ということをヨーロッパの事例などを踏まえながらわかりやすく解説していただきました。
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そして柴山先生の大学時代の先輩にあたる鳩山先生からは国内の地域公共交通の実例や、地域公共交通会議の仕組みなどを紹介いただきながら、現在日本が抱える共助型モビリティの課題について論じていただきました。
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休憩をはさみ、最後のプログラムは石巻にいる登壇者全員が参加したパネルディスカッション。
ご参加いただいた方からの質問をもとに、鈴木先生のモデレーションに進めていきました。

車を持っている人もカーシェアリングのターゲットになるか?
カーシェアリングの健康に関するポジティブなインパクトはあるか?
モーダルシフトの理由は?など軽いものから専門的なものまで多様な議論が交わされました。

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会場にいらっしゃった亀山市長にも石巻のこれからの交通についての質問が飛び、
市長の考えを会場の皆さまにお伝えいただきました。
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シンポジウムの最後には、ドイツのWilmaもインターネット上でシンポジウムに加わり、『コミュニティ・カーシェアリング』の価値の発信と相互の協力を約束した基本合意書への調印式を行いました。

基本合意書には以下のことが書かれています。
”私たちは『コミュニティ・カーシェアリング』を通じて、より多くの人が社会と繋がる、持続可能な世界の創造を目指します。世界的に数少ない『コミュニティ・カーシェアリング』の運営者として、そのコンセプトを発信するとともに、互いに信頼し、友好関係を深めながら協力していきます。”
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そして、友好のしるしとして今回参加したAutodelen.net,Taxistop,Carsharing im Landkreis Ebersberg, 日本カーシェアリング協会のロゴが入ったオリジナルポロシャツを贈呈。
裏側には"Auto teilen macht freunde"というドイツ語が書かれています。
これは"カーシェアリングは友達を作ります"という意味で前回のシンポジウムで参加してくれたChristianが贈ってくれた言葉です。
『コミュニティ・カーシェアリング』のコンセプトを体現する言葉でもあり、バックにプリントさせていただきました。

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Wilma、Jeffrey、Angelo、吉澤から挨拶を行い、盛会のうちにシンポジウムを閉会することができました。


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実は14日のプログラムだけで終わらなかったのが今回のシンポジウムです。

13日は交通に携わる人に限定した吉野町カーシェア会の視察と事業報告・ワークショップが行われました。
『コミュニティ・カーシェアリング』の実際のユーザーと話をすることで、雰囲気を伝えることができなのではないかと思います。
また、ワークショップでは参加者が4グループに分かれて、頭と手を動かしながら共同作業を実施。
単なるディスカッションで終始しなかったため、お互いの距離が少し縮まったように感じています。
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15日は不動町のカーシェア会の現場視察。
13日とは違い、交通関連者に限らず色々なバックグラウンドを持った方がカーシェア会の実際の様子を見に参加してくれました。
カーシェア会のメンバーそれぞれが役割をもって運営している不動町カーシェア会について沢山の質問が寄せられました。
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また、交流会終了後のランチ交流会では不動町の皆さんが海外ゲストのためにお茶をたててくれるというサプライズ。
箸置きも会員さんが手作りしてくれたりと、ベルギーから来た5人は不動町のおもてなしに大変感動している様子でした。
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最後はお互いに感謝を伝えあい、プレゼントの交換を行いました。
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以上が簡単なシンポジウムの報告となります。ここからは関わっていただいた皆様へ、簡単ではございますが、感謝の気持ちをお伝えさせてください。

この3日間は、日本カーシェアリング協会をはじめとしたシンポジウム実行委員会だけでは、決して成功させることはできませんでした。
復興庁、ご協賛や広報などでご協力いただいた企業、ご登壇いただいた講師の皆様、ご参加いただいた皆様、普段から『コミュニティ・カーシェアリング』の活動に参加してくれている石巻の皆様、また日頃より応援していただいている皆様のおかげだと考えています。

この3日間で得た経験やつながりをより大きなものに発展させ、未来につなげていくために、私たちはここ石巻から動き続けていきます。
これからも変わらぬご支援とご協力をいただければ幸いです。


そして最後に、遠くヨーロッパから今回のシンポジウムにむけて協力をしてくれたJeffrey,Angelo,Wilmaへ。
こちらのたどたどしい英語でのコミュニケーションにもかかわらず、本当に協力的に関わってくれてありがとう。
地球の反対側に同じ志を持って活動をしている仲間がいるということが、どれだけ心強いことかと実感しています。
ポロシャツの裏面に書いてある通り、カーシェアリングを通じて知り合った友人として、これからも互いに尊重し、協力していければと思います。本当にありがとうございました。







posted by 日本カーシェアリング協会 at 18:38| Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする