2012年05月13日

天ぷらカー、運行開始!!!

今日は快晴。
10時から、渡波北部第3団地で「天ぷらカー試乗会」を開催しました。

朝一番に、スタッフの南川さんが今日の河北新報を持ってきてくださいました。
天ぷらカーの取り組みが、朝刊に大きく取り上げられていたのです。

今日の参加者は、12名。早速説明会を始めました。
まずは、天ぷらカーづくりを担当してくださった岩本さんと小出さんから、天ぷらカーの仕組みなどの説明がありました。
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皆さん、車の仕組み、燃費、トラブル、法律についてなど、熱心に聞いていました。
岩本さんと小出さんの車も天ぷらカーだそうで、なんと、今回岩本さんは天ぷら油で和歌山から石巻まで走ってきたそうです!
ご自身の経験を交えながら、皆さんの質問にもわかりやすく答えてくださいました。

天ぷら油を燃料に使うと、廃油の回収、給油、車の始動時に注意することがあるなど、普通の車より手間がかかることは事実です。
しかし、そうすることによって二酸化炭素の排出を削減でき、家庭から出る廃油を有効に利用できます。
手間を惜しまず環境に優しくすることで、結果としてお財布にも優しい、そんな
『エコノミーとエコロジーの両立』ができるのが、天ぷらカーの一番のポイントだとのこと。
素晴らしいな〜〜と感心してお話を聞いていました。

また、天ぷら油のフィルターが詰まるなどの故障の可能性についてもお話がありました。
故障が心配だと言う意見も出ましたが、そんな時のために軽油と廃油の燃料フィルターを別にしてあり、天ぷら油の走行でトラブルがあっても、スイッチを切り替えて軽油で走ることで、走行不能状態を避けられるとのことです。

今回はカーシェアリング用の天ぷらカーということで、みなさんができるだけ不安を感じないよう、そして使いやすくなるよう、岩本さんと小出さんは様々な工夫をしてくださったようです。

説明会の後、今回天ぷらカー基金に協力してくださった方々からのメッセージと写真を収めたアルバムを披露しました。

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とても素敵なメッセージと、心が明るくなるような笑顔の写真です。
みなさん熱心に読んでいました。

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天ぷらカーになったハイエース提供者、三重県の伊藤さんからもお祝いのメッセージ

さて、いよいよ外に出て試乗会です。
まずは、エンジンをかけて軽油の排気ガスと廃油になってからの排気ガスのにおいを比較・・・
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「おおー、天ぷらのにおいだ」
「お総菜屋さんの裏にいるような・・・」
と、みなさん。天ぷらが食べたくなりました。

早速試乗です。みなさんとても楽しそう。P1090852.jpg

始めは代表者の阿部さんが運転して、近所を試運転。
スーッと、静かに走り出しました。
一見、普通の車が走っているのとまったく変わりません!
一緒に見ていた阿部さんの奥さんも、「実際に天ぷら油で走るのは初めてだけど、普通の車とかわらないわね」。

私は待機していたのですが、なかなか帰ってこないなー、と思っていると・・・
だいぶ経ってから、運転手が代わって戻って来ました。
実は、途中で交代し、免許証をお持ちの方全員が運転したそうです。

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阿部さんがスイッチの切り替えなどについて説明

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途中交代です

そろそろ帰ろうか、と言うと「いや、もうちょっと・・・」とみなさんとても気に入った様子。
乗り心地もとてもよかったそうです。
早速、「グループ旅行などに最適」などの意見が出ました。
「参加費は天ぷら油にしよう」なんてアイデアも…

その後、給油の仕方の説明を受けました。
特別な電源を設置し、自動で給油ができるタンクを用意してくださいました!

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真剣に説明を受けています

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早速試します

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これも一人ずつ交代で試します

ポンプが使えない時は、直接注ぎ込むこともできるようになっているとのことで、
カバーを外して中を見せてくださいました。
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普段はカバーをかけておきます。天ぷら油のタンクがあるとは気づきません

最後に、家庭から集めた天ぷら油のフィルターの説明です。
天ぷら油をきちんと濾していれば、車の中のフィルターが長持ちし、故障なども起こりにくくなるそうです。

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さっそくご近所からの天ぷら油を注ぎます

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このフィルターは、OPEN JAPANのとーるさんとあのさんが作ってくださいました。
こちらも工夫されており、何重にもろ紙、メッシュ、天ぷらかすを取る調理用のふるいなどが重ねられています。
このフィルターをきちんと使っていれば、かなり不純物が取り除かれるとのことです。
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フィルター完成時のようす。とーるさん、あのさん、ありがとうございます!

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皆さん興味深々でした

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最後に記念撮影。

天ぷらカー試乗会は、無事に終わることができました。
実際に試乗した皆さんは、とても気に入ったようです。

今回の天ぷらカー運行に至るまでは、車両を提供してくださった伊藤さん、天ぷらカー基金に協力してくださった皆さん(一部はくるま基金から賄えないため、別に寄付を募り、たくさんの方々にご協力いただきました)、天ぷらカーづくりにご協力くださった岩本さんと小出さん、天ぷらカーの代表者として廃油集めなども快く引き受けて下さった阿部さんご家族、その他様々な方々のご協力がありました。
そんな天ぷらカー、ぜひ広く他の地域の方々にも活用していただけるようにしたいと思います!

posted by 日本カーシェアリング協会 at 20:24| Comment(1) | 奮闘記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
天ぷらカーの運行開始おめでとうございます!
計画を伺った時に、バイオディーゼル燃料(BDF)を初めて身近に知りました。同時に、仙台市では既に路線バスが運行しているとのことで驚きもし、感激しました。「地球に優しい」暮らしは「みんなの理解と実行」、そちらに心を向ければ直ぐにできるのですね。おいしい天ぷら作りに励みながら、天ぷらカーの後日談を聞かせて頂けるのを待っています。
Posted by 佐藤光子 at 2012年05月14日 01:24
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