2016年01月02日

『吉野町カーシェア会』と『カーシェア応援団』

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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.19】2016年1月2日
   ◆『吉野町カーシェア会』と『カーシェア応援団』◆
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新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、本当にいろんな方々に支えられ取り組みを進める
ことができました。
そのお一人お一人に心より御礼申し上げます。

さて、昨年の大晦日は午前中に、なかなか納まらない仕事を
なんとか納め、開通してから私にとって初めての仙石線に乗り込んで、
久々に実家の姫路に帰ってきました。

年末まで何をやっていたかと言うと、昨年6月に太陽光発電のみで
電気自動車を充電するシステムを導入し、カーシェアリングを
行っている吉野町復興公営住宅の利用者の方々のお宅を1軒づつ
訪ね、できたばかりの『マグネット』を渡していっていたのです。


****    ****    ****    ****    


12月27日(日曜日)に、この団地で一つの会が結成されました。

「吉野町カーシェア会」と名付けられました。

IMG_4046.JPG

私達はこれまで、仮設住宅に住む被災者の方々等に、車を貸出し、
それぞれルールを作っていただき活動を行っていただいていたのですが、
あくまでカーシェアリング協会の会員として登録を行い、せいぜい名簿を
作っていただく位で、そのグループに会を結成し、会則や口座を
作り会を運営していただくことまではしていませんでした。

それは、カーシェアリングが充分に浸透していない状態で、しかも
仮設住宅という一時的な避難という状況ではそこまで手間のかかる
手続きに利用者の皆さんにお付き合いいただくのは難しかったのです。

しかし、舞台は復興住宅に移り、そこでは終の住処のつもりで
移り住まれた方々が大半で、活動を継続的にその場所で
維持できる形が必要になりました。

私達は、行政、教育機関、地元住民組織や専門家らで構成された
検討委員会で吉野町復興公営住宅でのカーシェアリングの
取り組みを社会実験として現場の状況をその都度報告しながら
様々な意見交換を毎月行い、現場では毎月利用者インタビューと
定期的なアンケート調査を行い、そして公で交通政策を管轄している
国土交通省と宮城運輸支局や東北運輸局を通して協議を行い
『持続可能な型』を探してきました。

KIMG0190.JPG
(検討委員会の様子)

IMG_2798.JPG
(住民アンケートの様子)

IMG_3264.JPG
(利用者インタビューの様子)

IMG_3134.JPG
(東北運輸局との意見交換の様子)

その結論として、そこに住む住民同士がお互いに助け合う互助会として
会を結成し、皆で経費を会費等で賄い、運営していくことになったのです。

そして、そうすることで、その『持続可能な型』にとって、
とても大事な2つのことが実施できるようになるのです。

ひとつは、この活動に尽力してくださっている住民有志は
全てボランティアで関わってくれていたのですが、通信費などの
必要経費はもちろん運営に尽力いただく役員の方々には規定の
手当てを支給することができるようになります。

もうひとつは、私達が「リース契約」をその互助会と結ぶことが
できるようになるのです。

これまで私たちは、貸し出した車について経費実費は
いただいてきたのですが、使用料等の対価を頂いてこないでいました。
仮設住宅で最初に説明会を行った時からいずれこの仕組みは継続の
ために有料化する旨を伝え、了解いただいた上で進めてきたのですが、
ようやくその一歩を踏み出す時が来たのです。

27日の会には10名ほどの方が集い、その前の週に意見を出し合い
方向性を作った会則の内容を確認し、2017年1月1日に会を結成する
こととし、メンバーの証として玄関のドアに貼るための『マグネット』が
配られました。

IMG_4039.JPG
(27日の会合の様子)

IMG_4069.JPG
(配布されたマグネット)

この『マグネット』はいわば雰囲気づくりです。

今まで利用したことがない人でも興味があれば、

「そういえばあの奥さんが利用しているから詳しい話を聞いてみよう」

という雰囲気を団地の中に作れたらいいな、ということです。

私達のトータルデザインを継続してサポートしてくださっている
東京学芸大の正木賢一先生が手掛けてくださったとてもかわいいデザインを
みなさん、とても気に入ってくださいました。

正木賢一研究室
http://www.u-gakugei.ac.jp/~kenichi/

IMG_4060.JPG
(マグネットをドアに掲示している様子)

年の瀬の忙しい時期だったということもあり、27日に会合に
来れなかった方々も多かったので資料持参で訪問して説明し、
マグネットを渡していったのです。
リストで一覧を作ると23名の方が、この活動に関わっており、
10名以上の方々を一軒一軒訪ねていくのは結構大変で、会の代表を
引き受けてくださった最年少60歳の木村さんと手分けして
それを行っていったのです。


この団地にシステムを導入し、カーシェアリングを初めて6ヶ月。
石巻仮設住宅自治連合推進会が市内の復興公営住宅で行った
インタビュー調査ではこの吉野町復興住宅は他の団地と比べても
住民同士のコミュニティが非常に育まれていたという評価を
聞いた時は、本当に嬉しかったです。

【団地内の方々で親睦を図ったEV旅行】
http://japan-csa.seesaa.net/article/429290114.html

この団地に設置したシステムを中心に据えて市内8か所で
実施した防災訓練においては、EVを活用した一つの防災の
形を作れたのではと思います。

【EVカーシェア防災訓練(石巻市総合防災訓練)】 
http://japan-csa.seesaa.net/article/429783307.html


ただ、この会がしっかりと運営しながら活動を続けていけるか
ということは、正直最初は厳しいかもしれません。

というのは、役員手当やリース料を支払っていくのは
更なる活用頻度や利用者の増加がなければ、一人当たりの
負担額が大きくなってしまうからです。

そのあたりを理解していただいたうえで

「まぁ、やってみないとわからないので、やってみましょう」

「みんなで呼びかけをやれば、きっとお得に使えるようになるわよ」

といった前向きな言葉が会合の中でポンポン生れていき、
1ヶ月、『まずは始めてみる』ということになったのです。


鳥は 大空の全てを知ってから 飛び始めない
魚は 深海に至るすべてを知ってから 泳ぎ始めない
まずはと 気付いた私達が動き始めた
それぞれに一番ふさわしい
役割と今と場所を得て
バウ


今年は、この「吉野町カーシェア会」をサポートしながら、
地域コミュニティが持続的にカーシェアリングを運営し地域課題を
解決していく雛形を丁寧にここの住民の方と引き続き作っていきたい
と思っています。

そして、私達が着実に積み重ねていっているノウハウを『ノウハウブック』
として整理し(春ごろ完成予定)、それを活用して他地区への転用の
実現や更なる広がりを作りたいと思っています。


☆****    ****    ****    ****☆


さて、ここで新年早々みなさまに一つお願いがあります。

今回、団地の皆さんにお渡ししたマグネットは3種類あります。

1.カーシェアメンバー・・・利用者の方々用
2.カーシェア地域サポーター・・・会の役員や外出支援ボランティアの方々用
3.カーシェア応援団・・・利用しないがこの取組を応援している方々用

3つ目のカーシェア応援団のは、例えば現在カーシェアリングは利用して
いないが、この活動の趣旨に賛同し、会合に参加したり、協力してくださる方々
も団地内にいて、そういう方々にお渡しする用に作成しました。

この応援団のデザインのみ3種類作成し、『ステッカー』を制作しました。

3種.jpg

要はみなさんにこのステッカーを購入して『カーシェア応援団』の
一員になっていただきたいのです。

石巻の吉野町復興公営住宅に「移動」「防災」「コミュニティ」を
支える太陽光発電を利用した電気自動車充電システムを導入する
ために非常に大きな費用が必要でした。
その費用の約8割を企業からの助成や寄付で賄うことができ、ひとまず
社会実験をスタートさせることができたのですが、
残り2割の不足分を賄うために『太陽カーシェア募金』として寄付を
募っています。それが、まだ150万円以上不足しているのです。

【太陽カーシェア募金】
http://japan-csa.seesaa.net/article/424011759.html?1451639195

そこで、コチラのステッカーを販売して、少しでも不足分を賄いたいと
思っています。

1,000円(税込み、送料別)
※直径9cm
※送料は数量に限らず全国一律200円
※お届けは1月中旬頃になります。

【購入先】
http://japancarsharing.cart.fc2.com/

パソコンに、車に、弁当箱に、冷蔵庫に、郵便受けに
自分に、恋人に、家族に、同じ部署の人達に

ぜひ購入して、『カーシェア応援団』になってください。

更に社内や自分のコミュニティで案内して団員獲得に
ご協力頂けると助かります。
※本文が長いため『☆***☆』のあたりから転送いただければと思います。

ステッカーを販売していただける方も募集しております。
イベント用などでグッズを一旦お送りし販売頂いた分のみ
送り返していただくような形でも大丈夫です。

ご購入いただいた方は0.5口として下記のサイトに
名前を加えさせていただきます。(任意です)

http://japan-csa.seesaa.net/article/424011759.html?1451639195

被災地で生まれた助け合いの心と
地球にやさしいテクノロジーで
最高の取り組みを被災地につくるために

ご協力よろしくお願いします!


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 ◆編集後記
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今年は、昨年から本格的に実施した生活再建のための車の貸し出し
サポートを更に拡充させたり、地域コミュニティで行う旅行を
応援する大型車の貸出しサポートや、石巻に移住する方々への
車の貸出し等展開していく予定です。
今回報告できなかった活動も含めて、詳しくは次回以降の
メールニュースやfacebook等で報告してまいります。

軽自動車と7人乗り以上の大型車が不足しています。
もし、周りで石巻で活用してもよい車があったり、
車関連の事業者様でタイアップの可能性がある場合、
ぜひお声掛けください。

────────────────────────────
 ◆ご協力のお願い
────────────────────────────
【太陽カーシェア募金のご案内】

石巻市内の復興公営住宅に太陽光で電気自動車を充電する設備を導入
するための費用を集めています。
ご寄附(一口1,000円)のご協力よろしくお願いします。

ゆうちょ銀行:記号14370 番号11142661
(店名 四三八 店番438 普通 1114266)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」
※ご寄附いただいた際、メールもしくは電話にてご一報下さい。

ご支援いただいた方はこちらでご紹介させていただきます。
http://japan-csa.seesaa.net/article/424011759.html


【軽自動車・軽トラック・大型車(7人乗り以上)募集】

被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業や、
コミュニティ作りのための貸し出し等様々な地域貢献活動に
活用させていただきます。


【賛助会員募集】

日本カーシェアリング協会では当協会の趣旨に賛同し、賛助会員
として当協会活動を支援してくださる個人や団体の賛助会員を
募集しております。
詳しくはコチラをご参照下さい。
http://www.japan-csa.org/03.html

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登録:件名に「メールニュース購読希望」と明記し、お名前・配信を希
望するアドレスを記載の上mail@japan-csa.orgまでご連絡ください。

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◆◇発行元◆◇

一般社団法人日本カーシェアリング協会
吉澤武彦
〒 986-0005
石巻市大瓜字鷲の巣45-1仮設大瓜団地集会所内
TEL/FAX 0225-22-1453
E-mail:mail@japan-csa.org
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2015年09月16日

『軽自動車を被災地へ』 1か月無料のサポート・レンタカー

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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.18】2015年9月16日
◆『軽自動車を被災地へ』 1か月無料のサポート・レンタカー◆
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堤防が決壊した翌日から車を届け続け、今までのべ11台の車を
宮城県内の被災地(大崎市・大和町)に届けてきました。

2月からスタートさせた生活再建のための『サポート・レンタカー』
として、1か月無料で貸し出す取り組みを進めてます。

日々問い合わせをいただいており、私達が貸し出せる手元の車は
なくなり、今5名の方が車待ちの状況です。

もしお手元に活用していない車があればこちらに軽自動車を
まわしていただけると助かります。

なぜ軽自動車かというと

1.軽自動車こそが、今回被害にあわれた古川(大崎市)や
  大和町の主婦や高齢の方々の日頃の足としてなじんでおり、
  ストレスなく使用いただけます。
  
2.その日のうちに名義変更手続きを完了できるため
  直ぐに貸し出しを始めることができます。

3.急場をしのいだ後の活用において、維持費が比較的
  安く済み、地域のための様々な活用に生かし続けやすい
  のです。
 (各被災地でコーディネートできる人がいたらその地域での
  活用を検討しますが、そうでなければ石巻で活用します)

・直ぐ活用するために3か月以上の車検付でお願いします。
・年式は問いません
・車の運搬はコチラでも可能です。(運んでいただけると助かります)
・保険は運ぶ時点でこちらの保険を使用します。

問い合わせ先
日本カーシェアリング協会 
TEL/FAX:0225-22-1453 MAIL:teikyou@japan-csa.org


<その他の募集>

・車を運んでいただける方を募集しています。
(運搬にかかる片道分の交通費を支給します。往復でなくてすいません)

・寄付を募集しています。
 貸し出す車の維持費や運搬費用等の活動費に充てさせていただきます。
 
 一口:1,000円

ゆうちょ銀行:記号14330 番号17947751
(店名 四三八 店番438 普通 1794775)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」

口座にお振込みいただいた後、メールにてお知らせください。
メールアドレス:car@japan-csa.org
(件名:サポート・レンタカー、本文:お名前・口数)


***   ***   ***   ***


(唐突に募集について書いてしまいましたが、緊急だということで
 ご容赦ください。ここから現場の状況を以下に少し書かせていただきますね)


11日の朝、石巻の北西にある広渕の仮設で相談案件を済まし、
そのまま大崎に向かいました。

現場では、自動販売機がまるまる浸かる位の深さまで
水が浸水し、ゴムボートやタイヤの大きな車で救助活動が
延々と続けられていました。
そして、たくさんの車が水に浸かっていました。

IMG_2598.JPG

IMG_2607.JPG

その足で役所と社協を周りながら大体の状況と流れを確認し、
車を運ぶ手はずをスタッフに伝えたところ、石巻で被災した経験の
あるスタッフ達は2つ返事で休み返上で対応してくれることに
なりました。

IMG_2614.JPG

翌朝5台で、ボラセン立ち上げ準備を行っている社会福祉
協議会に行きました。

IMG_2619.JPG

まず、そこでの活動車が不足しているとのことでした。
私達はここに2トンダンプと軽自動車2台を貸し出すことを
決め、避難所となっていた古川第5小学校に向かいました。

IMG_2623.JPG

窓口を担当していた行政の方に話をして、避難所の中には
入れなかったのですが、朝作ったばかりの『1か月無料の
サポート・レンタカー』のチラシを掲示していただきました。

玄関で靴を履いて避難所をあとにしようとしたその時、
先ほどの行政担当者が

「さっそく話を聞きたい方がいらっしゃるのすが・・・」

と呼び止められ、避難所に入れていただき、体育館の床に
ペタンと座りながら、説明をしていきました。

その方は、家も車も冠水し、小さな子供もいるし、年配の
お母さんもいる、週明け仕事もあるし、どうしようかと
呆然としていた、と状況を説明してくださり

「すいません、今回ばかりはお手上げです。助けて下さい。」

と、その人が一夜にして背負ったものの大きさを一語一語に
込もった言葉を受け取りました。

「もちろんです。」

その方は涙を流して喜んでくださいました。

そんなやり取りをしていると、もう一人傍に来られて

「私も保険会社に代車をお願いしているのですが、なかなか
手配つかず、月曜日から仕事でどうしようかと思ってまして・・・」

「もちろんです。」

2名分の貸し渡しの書類を手書きで作成し、その場で車を貸し
出しました。

IMG_2626.JPG

先日東京のB.B.Styleさんから提供いただいたばかりの
ホンダバモスと千葉の山岸さんから提供いただいた
ミラ・パルコです。

IMG_2627.JPG

この日は、石巻と大崎をもう一往復して更に2台の車を運びました。

チラシを見た方から続々と連絡があり、私達も配車の調整を
行いながら翌日は、地元石巻の仲間、アッシュさんとふみえちゃん、
新潟から駆け付けてくれたユカさんも手伝ってくれて3台の
車を運びました。

この日は大和町役場からも要請の連絡があり、立ち上げ準備をしていた
ボラセンに軽トラを届けました。

IMG_2674.JPG

なんとあれだけの被害のあった大和町のボラセンでさえ活用できる
軽トラを1台しか確保できていなかったのです。

災害時の急場に車を手配する大変さを現場で垣間見ました。
行政の場合は、各車ごとの役割や管轄が決まっており自由に貸し借りが
できない場合が多いようです。

昨日は、朝から古川(大崎市)に2台届けて、仙台港からのフェリー
に乗り込みました。

三重県の方から提供を受ける軽バン(福祉車両)を愛知で受け取る予定を
しているのです。

延べ11台の車を古川(大崎市)と大和町に届けて私達は貸し
出せる車がなくなりました。

私がフェリーに乗り込む前の時点で5名の方が車を待っている状況です。

もし周りに、こちらで活用させていただける車があれば、できれば
急いでコチラで活用させていただきたいです。

ご協力よろしくお願いします。

善意で集まった車を日頃は地域のためのカーシェアリングやレンタカー等
で活用し、非常時には、こうした緊急支援や防災で活用する一つの
『コミュニティ・カーシェアリング』の地域での輪郭が見えてきた実感を
現場で感じています。

活動の様子はfacebookでほぼオンタイムで発信してます。
よろしければ「イイネ」押して私達の活動を見守ってください。
https://www.facebook.com/japancsa


【河北新報:<宮城豪雨>被災者に車を無料貸し出し】
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150915_13020.html

────────────────────────────
 ◆編集後記
────────────────────────────
OPEN JAPANの助さんは鹿沼市に入り活動をはじめ、昨日
ひーさんもそちらに合流しました。
カーシェアリングを含むOPEN JAPANの緊急支援の情報は
ブログやfacebookで発信しているので、こちらもぜひご覧いただければ
と思います。

http://openjapan.net/
https://www.facebook.com/hirakenippon

────────────────────────────
 ◆ご協力のお願い
────────────────────────────
【太陽カーシェア募金のご案内】

石巻市内の復興公営住宅に太陽光で電気自動車を充電する設備を導入
するための費用を集めています。残りあと120万円が不足しています。
ご寄附(一口1,000円)のご協力よろしくお願いします。

ゆうちょ銀行:記号14370 番号11142661
(店名 四三八 店番438 普通 1114266)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」
※ご寄附いただいた際、メールもしくは電話にてご一報下さい。

ご支援いただいた方はこちらでご紹介させていただきます。
http://japan-csa.seesaa.net/article/424011759.html

【軽自動車・軽トラック募集】

被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業のための
貸し出し等様々な貢献活動に活用させていただきます。


【賛助会員募集】

日本カーシェアリング協会では当協会の趣旨に賛同し、賛助会員
として当協会活動を支援してくださる個人や団体の賛助会員を
募集しております。
詳しくはコチラをご参照下さい。
http://www.japan-csa.org/03.html

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2015年06月08日

石巻エコEVカーシェア、スタート!

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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.17】2015年6月8日
       ◆石巻エコEVカーシェア、スタート!◆
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6月6日、朝5時半に携帯のアラームで目覚めました。

「やっぱり、雨かぁ」

天気予報通りの天気を受け止めながら、ベースに隣接する住吉神社に行きました。

私は、何か節目の時には、その時住んでいる場所の産土(氏神)を参る
ようにしています。この日実施すること、そしてこれから私たちが行おう
としていることを改めてご報告させていただきました。

準備を終え、8時過ぎにベースを出発しようとした時に、雨は止んでいました。

「YES」

の返事を受け取り、晴れ晴れとした気持ちで吉野町復興公営住宅に
向かいました。


**    **    **    ** 
   

この日は、私たちが復興公営住宅でカーシェアリングをスタート
させる日であり、太陽光エネルギーで電気自動車(EV)を充電する
設備のお披露目を行うセレモニーを開催す日でした。

2014年11月に地元行政、教育機関、住民組織、専門家らのメンバーで
結成し、協議を進めてきた『石巻エコEVカーシェアリング事業』。

日照量や設置場所の確保やカーシェア利用者の入居予定など
確認しながら関係機関と調整を進めていき場所を決め、
構想と予算のバランスをとりながらシステムの具体的な内容が決定し、
そして、それに必要な資金を集めるために奔走しました。
(まだ、資金集めについてはまだ奔走中ですが。。。笑)

最初は3か月に1回の予定だった検討会議も、それでは足りないと
幹事会議という形で毎月開催していきながら一つ一つメンバー全員の
同意の下で決断し事業を推進してきました。

3月末に太陽光パネルをたくさんの方々の協力の元設置し、

IMG_1388.JPG

(工事コストを抑えるために、人手のかかる作業を協力者を
 募り行いました。パネルを屋上まで運んだり
 パネルを固定するタンクに充填する水を断水していたため
 隣の施設から水をいただき、ポリタンクで約90個分の
 量を運んで水を入れるといった作業をたくさんの人の
 協力の元実施しました)

IMG_1366.JPG

6月に入り、設置したパネルで発電した電気を蓄電し、
電気自動車に充電できるシステム(PV-EVシステム)の設置を
やっとこさ終えました。

IMG_1922.JPG

このシステムはなかなかの優れもので

EVへは通常の倍速で充電できますし

倍速充電と普通充電で2台同時に充電することも可能です。

太陽光パネルとEV、バッテリーの電気を組み合わせてたくさんの
電気設備を動かすことができ、

EVを外部蓄電設備として活用し、EVからEVへ充電するための
HUBにもなります。(天気の悪い日が続く時などに活躍)

IMG_1935.JPG
(EVからEVに充電している様子)

そして、極めつけが車載型になっていて移動できることです。
車は2012年の4月に神奈川県の吉田様から寄贈いただいたタウンエースを活用させていただきました

これは元々は設置コストや設置許可の得やすさ等を勘案してこういった
スタイルの発想が生まれたのですが、結果、災害時には太陽光パネルを
増設したり、別の場所に設置された太陽光パネルと連結して充給電の
拠点を作ることができるといった大きな防災上の利点が生まれました。

災害時の協力協定を太陽光パネルを設置している所と事前に結んだり、
EVが普及拡大していくと、より大きな効果を地域連携で作ることが
できるシステムになっています。

そんなシステムが石巻に設置されただけでも本当にうれしい。

セレモニーでは、石巻市長、石巻専修大学の山本教授、
三菱商事復興支援財団、吉野町復興公営住宅にできたばかりの
団地会の安井会長の産官学民で一緒にテープカットを行いました。

201506061042.JPG

まずは、太陽光で発電された電気を車に充電し

201506061075.JPG

次に、災害用の浄水器で浄水を行うデモンストレーションを
行いました。(協力:石巻専修大学理工学部の尾池先生)

201506061095.JPG

最後に、太陽光で充電されたEVへの試乗を行いました。

201506061261.JPG

この取組は、このエコEVカーシェアリングシステムを
住民の皆さんに運用していただき、現場でフォローさせていただきながら、
そこで得た情報を検討委員会メンバーらと共有し協議していくことで、
今年度内に、高齢者等の移動、コミュニティ形成、防災に関する
効果を検証し、更に他地区へ展開可能なモデルプログラムを
作る事を目指します。

社会の雛形をこの地で作る事こそ一番の貢献だと思い、
それをめざし活動を進めてきました。
そういう意味で私達の活動は、これからが本番です。

気を引き締めて、頑張りたいと思います!

まずは、ここに住む方々のお役に立てるように。


<セレモニーの様子を地元メディアが紹介してくださいました>
※地元2紙が共に一面で報じてくださいました。ありがたいです。

【河北新報】被災地の足、EVでシェア 石巻で実証実験スタート
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150607_13043.html

【石巻日日新聞】太陽光でEV…エコに活用、みんなの車
http://www.hibishinbun.com/

【NHK】災害公営住宅で電気自動車実験
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150606/4916461.html

【仙台放送】石巻市の災害公営住宅に住民共同で使える電気自動車贈呈
https://www.youtube.com/watch?v=qfRyz91SMWM

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 ◆編集後記
────────────────────────────

●この事業を一緒に取り組むスタッフを募集しています。
http://www.etic.or.jp/drive/job/5430

●2か月に一度連載していたコラムを1冊にまとめた活動報告書
【石巻カーシェア道中記】を作成しました。住所がわかる方には
順次お送りしておりますが、もしお手元に届いていないようでしたら
ご一報いただければお送りさせていただきます。

内容はこちらで確認いただけます。
http://www.japan-csa.org/_src/sc682/2015_05.pdf

●ボランティア経験者半額レンタカーのポスター(A3とB2サイズの2種)
掲示協力者募集中しています。
身の回りに掲示いただけるかた、ご一報いただければお送りさせて
いただきます。

●4月10日に国際交通安全学会賞を受賞しました。
http://japan-csa.seesaa.net/article/418492758.html

●2台目のてんぷらカー(ウィザード)が完成しました。
満月屋さんの協力で初めての人でもてんぷらカーを楽しめる
レンタカー仕様に作っていただきました。
後部座席をベットにできる仕様のため寝泊りもできます。
(天井は少し低いですが・・・笑)
東北の旅はぜひてんぷらカーをレンタルして巡ってください。
https://readyfor.jp/projects/carsharing5

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 ◆ご協力のお願い
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【太陽カーシェア募金のご案内】

石巻市内の復興公営住宅に太陽光で電気自動車を充電する設備を導入
するための費用を集めています。残りあと150万円が不足しています。
ご寄附(一口1,000円)のご協力よろしくお願いします。

ゆうちょ銀行:記号14370 番号11142661
(店名 四三八 店番438 普通 1114266)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」
※ご寄附いただいた際、メールもしくは電話にてご一報下さい。

【軽自動車・軽トラック募集】

被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業のための
貸し出し等様々な貢献活動に活用させていただきます。


【賛助会員募集】

日本カーシェアリング協会では当協会の趣旨に賛同し、賛助会員
として当協会活動を支援してくださる個人や団体の賛助会員を
募集しております。
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◆◇発行元◆◇

一般社団法人日本カーシェアリング協会
吉澤武彦
〒 986-0005
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TEL/FAX 0225-22-1453
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posted by 日本カーシェアリング協会 at 14:11| Comment(2) | メールニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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