災害時の相互応援協定締結後の初めてとなる防災訓練。
給電可能車両からの給電訓練のみならず、災害後の車を使った助け合いの啓発活動もテーマにおいて
防災訓練ステージ2の地域の自主防災訓練に給電車両でかけつけ、給電訓練を市内10カ所で実施しました。
[訓練想定内容]
午前9時頃、三陸沖を震源とする巨大地震が発生。東北地方の太平洋沿岸に大津波警報が発表された。
地震の規模はM9.0と推定され、市内でも震度6強を観測。
石巻市では防災行政無線、災害情報メール配信サービスなどにより避難指示を伝達した。
ステージ1)避難訓練
ステージ2)地域の防災訓練
【 開北小学校 】
トヨタ プリウスPHV(ネッツトヨタ仙台様)、日産 LEAF(石巻市)、三菱 i-Miev(協会)
の合計3台が参加しました。
今年のメイン会場である開北小学校では、地震発生の防災無線を聞いた
市のメインステージでもあるここでは、市長挨拶、全員総出でのバケツリレー、
消防ヘリによる救助演習、消火訓練、自衛隊による炊出しなどが行われました。
三菱 i-Miev(吉野町カーシェア会)が参加しました。
この日は月に一度の団地内清掃もあり、清掃を終えた方々が給電訓練を行っていた
集会所に集まってきました。
吉野町では日頃からカーシェアリングで電気自動車を使用しているので
慣れ親しんでいる車が災害時の電源になることを改めて確認しました。
【 下釜第一町内会 】
プリウスPHV(ネッツトヨタ仙台)、三菱 i-Miev(協会)が参加しました。
町内に数年前にできた三ツ股復興公営住宅の集会所周辺に地震発生の防災無線を聞いた
町内の方々が集まってきました。
青葉中学校の生徒も避難してきた方の受付(点呼)などを手伝っていました。
三ツ股復興住宅には三ツ股カーシェア会があり、カーシェア会のメンバーが率先して
給電訓練のお手伝いをしてくれました。
日常のカーシェアリングには、まだガソリン車を使用していますが
いずれは電気自動車での運用ができればいいな、と思います。
三菱 i-Miev(門脇カーシェア会)が参加しました。
門脇町内会は震災の時、被害の大きかった南浜町の町内会です。
復興公営住宅では垂直避難、町内の戸建てでは日和山への避難訓練が行われ、
その後、復興公営住宅の集会所周辺に集まり、マンホールトイレの組立などを実践しました。
東復興住宅と西復興住宅が共同で門脇カーシェア会として、吉野町と同じく
電気自動車を活用して日常からカーシェアリングの活動が行われています。
【 あゆみ野地区 】
三菱 アウトランダーPHEV(宮城三菱)、三菱 i-Miev(新西前沼カーシェア会)が参加しました。
あゆみ野地区はそのほとんどが震災後に畑や田んぼを埋め立てた土地で
今では多くの家や復興住宅が立ち並び、新しく町内会を立ち上げるべく動いている地域です。
避難訓練を行った2ヵ所の復興公営住宅に、近くの宮城三菱の店舗からアウトランダー、
新西前沼カーシェア会のi-Mievが参加しました。
初めましての地域なので避難してきた方の名簿作成や、
各復興住宅に設置されているかまどベンチを実際に組み立て使用してみたり、
マンホールトイレを組み立ててみたりなどが行われました。
【 新立野復興公営住宅 】
プリウスPHV(ネッツトヨタ宮城)、三菱 i-Miev(協会)が参加しました。
新立野では防災訓練が開催される数日前にカーシェアリングのテスト運行が始まったので
カーシェアリングを行う仲間の呼びかけも合わせて行いました。
ここの地域では集会所の運営委員会が発足しており、今回の防災訓練においても
地域ごとの点呼、防火座談会、初期の救命講習、消火訓練、豚汁の炊出し訓練、
かまどベンチ、マンホールトイレの設置の仕方のパネル展示など熱心に様々な訓練内容が実施されました。
カーシェアの活動も活発に広がっていけばいいなぁと思います。
【 向陽町内会 】
三菱 i-Miev(協会)が参加しました。
地域住民が向陽小学校に避難し、そのあとの地域の防災訓練は
小中学生も参加してのバケツリレーや消火訓練などが行われ、頼もしい姿を披露していました。
【 貞山小学校 】
三菱 i-Miev(教員自家用車)、三菱 アウトランダー(教員自家用車)が参加しました。
なんと学校の先生がたまたま2人も電気自動車に乗っているのです!(すごいっ!!!)
「〇〇先生の車だ!すごい!」と子供たちも保護者も興味津々。
乗っている先生方も震災を経験し「いざという時に電気を取りだせるから」という理由で
この車に乗っているそうです。
学校で停電が起きてしまったら先生の車が電源に変わるなんて、頼もしい限りです。
【 鹿妻小学校 】
三菱 i-Miev(不動町カーシェア会)が参加しました。
鹿妻小学校の学区ではこれまで、一度学校に集まり各地区ごとに行っていた防災訓練を
今回は地域で一度集まって学校に向かうようにしたのでこれまでにない大人数となりました。
校長先生による「この草食べれるかな?」という雑草の知識、身近なもので作る防災グッツの制作、
紙芝居で津波から逃げる手段を学ぶなど様々な内容で防災教室が行われました。
他にもi-Miev用のパワーボックスを貸してくださった、三菱自動車工業株式会社様、東北三菱自動車販売株式会社様、
リーフ用のリーフto100vを貸してくださったオートモーティブエナジーサプライ株式会社様、
ご協力いただきありがとうございました。
仙台トヨペット株式会社様、ネッツトヨタ宮城株式会社様、ネッツトヨタ仙台株式会社様、宮城三菱自動車販売株式会社様、
ありがとうございました。